さわやかな風にふかれて 2006年4月19日
■維新の風
 本日は9時頃起床。朝風呂に入ってからゆっくりと出発した。まずは鹿児島中央駅前からまっすぐ天文館に向かって歩く。

 高見橋と呼ばれる橋の途中でひっそりと佇む銅像を見つける。大久保利通の銅像だ。大久保利通といえば明治維新の立役者であり、 むしろ同じ薩摩出身の西郷隆盛よりも日本のために尽くした。しかしこの地元での粗末な扱いはひどい。西郷の銅像はあんなにも立派に 建てられてバス停までにもなっているのに、大久保の銅像はむしろ一目を避けるように建てられていた。まぁこれが鹿児島県民の感情 を表しているのだろう。

 大久保は西郷と薩摩を潰した張本人である。確かにその感情はわかるが、それも日本のため。県外の人から「なぜ鹿児島に大久保の銅像 がないのか?」と言われてしょうがなく造ったのでは、大久保があまりにも可愛そうな気がする・・。

高見橋
大久保利通の銅像

 続いて訪れたのは「維新ふるさと館」と呼ばれる施設。その名前の通り幕末維新の西郷と大久保の活躍をわかりやすく伝えている施設だ。 ロボットなどを使ったジオラマでドラマ風に維新を説明したり、西郷隆盛の妻の肉声が聞けたり、西郷と大久保の疑似体験が出来るゲーム があったり、最新の博物館といったところだろう。とても面白かった。そして歴史に興味がない人でも十分楽しめる施設であろう。

維新ふるさと館
維新ふるさと館全景

 ちなみにこの「維新ふるさと館」の近くには西郷と大久保の生家跡があった。二つの距離は100メートルもなく、本当に近かった。 ずっと親友できたこの二人がなぜあんな悲劇を招いてしまったのか。歴史とは時に残酷で皮肉なものだと実感する。

大久保利通生い立ちの地
西郷隆盛生誕の地

■石橋記念公園
 「維新ふるさと館」からはまたカゴシマシティビューのバスに乗って、次の「石橋記念公園」へと向かう。

今日もお世話になります
石橋記念公園の前で下車

 この石橋記念公園は鹿児島市内にかつてあった5つの石橋を保存している公園であり、同時に石橋を作る行程などを記録した記念館など もあり、石橋に関する様々な知識を学ぶ事が出来る。

石橋記念館
復元保存されている石橋

 この石橋記念公園には石橋の他にも、西南戦争で亡くなった薩摩藩士の碑や薩英戦争で使われた砲台など、歴史的な史跡がたくさん 眠っている。

西南戦争の碑
薩英戦争の時の砲台

■海の子
 石橋記念公園の近くは鹿児島湾であり、そこにはザビエル上陸記念碑があるらしいので、そこにも足を運んでみた。

ヤシの木街道を進み鹿児島湾へ
ザビエル上陸記念碑

 鹿児島湾を眺めると雲に隠れた桜島が見えた。昨日城山に行っておいて良かったと改めて思う。

 一つ気になったのは鹿児島湾の堤防沿いにあった黒い石碑。そこには「我は海の子」の歌の歌詞が書かれていた。そしてその歌の 製作秘話が書かれていたのだが、これを読んでみると肩が震えた・・。小樽という文字が見えたのだ。

 話を要約すると、幕末に鹿児島の海沿いに生まれたこの歌の作者は、15歳の時に父親が北海道の開拓の仕事を任じられ北海道の小樽 に移り住んだらしい。その小樽の海を見て故郷の鹿児島を思い出し、この歌を作ったという。

 今私は全く反対の立場にいる。小樽の海を思い出しながら鹿児島の海を見ている。この奇妙な接点に思わず感激してしまった。

本日の桜島
「我は海の子」の石碑

 それにしても海辺にいるというのはなんて気持ちが良いのだろう・・。さわやかな風が頬を伝い、ゆっくりとした時間が流れていた。

 そんな訳で時間も13時を回って、いよいよ飛行機の時間の事を考えて空港へ移動する。

静かな鹿児島湾
帰りもお世話になります

■鹿児島空港
 カゴシマシティービューで一旦鹿児島中央駅まで戻る。そこから空港行きのバスに乗り換えた。

鹿児島中央駅まで戻る
空港行きのバス

 鹿児島中央駅前から鹿児島空港まではかなりの時間がかかる。約1時間はかかるのではないか。それだけ距離が離れているので、 宮崎空港と比較するとかなり利便性が悪い!時間に余裕を持って鹿児島空港に到着。その後夕方の今はもう廃止になったスカイマーク便 で東京羽田に戻った。

 今回は熊本・鹿児島という事で、やはり歴史の史跡が中心になってしまった。それだけ九州という土地は魅力的な史跡がたくさんあるのだ 。北海道出身の私としてはとても羨ましく思うくらいだ。以後、何度か九州に足を運ぶが、結局九州の放送局に内定する事はなかった。

 今思えば近場の長野で内定が取れて本当に良かったとは思うが、この九州の受験はとても思い出に残った。これ以後、東北地方のアナ受験 が始まったが、就活でじっくり各地を観光する事はなかった。気持ち的に余裕がなかった部分もあっただろう。よってしっかりとした就活 の旅日記はこれが最後になる。その意味で今回旅日記として残せて嬉しく思う。


鹿児島空港
空港内

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